美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録2024.2.9

今回は「母に会える」という希望をもって帰郷した。

病室での面会は「桜を届けに‥」に記したが、覚悟をもって会ったにも関わらず、未だ十分な租借ができていない。

 

金曜日の夜は自宅に帰る予定だったが、急遽実家に宿泊することにした。

弟の物言いから寂しさが滲み出ているように感じたし、ここに居ることが正解だと私の直感が言っていた。弟はホッとした様子で、ありがとうと頭を下げた。父との二人きりの生活に疲れている様子も垣間見えた。それはそうだろう。誰だって、健康的な現役世代と一緒にいると精神的に安定すると思う。

 

弟が遅い出勤をすると、今度は息子がやってきた。

父を交えて少し話をしたが、父はやがて寝室へと引き上げた。ぽつりぽつりとではあるが、私を中心に家族の輪が繋がっていくのを感じる。

 

翌日は、豚汁を作って父に食べてもらったり、大掃除をしたりして出番が多かった。結果としてとても充実していたので、やはり宿泊して良かった。金曜日は母のことで意気消沈しており、あまり頭が働かなかったが、よく見渡せば家はかなり汚れていた。一階はもちろん二階も掃除機をかけ、洗濯機は3回も回した。スッキリした実家を見て気分的に立ち直り、私の気力も盛り返すことができた。

 

この日は16時に主人がお迎えに来てくれたので、主人の実家へも伺う事を提案。

お花の好きな義父のために君子蘭を手に訪問した。主人から何も聞いていない様子だったので、これまでの経緯も含め私の両親について説明することとなった。義父母はとても優しく誠実な方々なので、とても居心地がよい。辛い回答をせねばならない場面もあったが、静かに受け止めてくださった。

 

結果として、今回の帰郷では義父母にも会うことができて良かった。

私はここしばらく実家の心配ばかりで、夫の実家に不義理をしていて申し訳ないと思っていたのだ。(なんと新年のご挨拶もできていなかった!)主人の実家はリベラルな家庭なので、本当に自由にさせていただいている。感謝しかない。

 

私のもう一人の父母。

主人のご両親も大切にしたい。