一泊二日の旅、後半の記録です。(遅い‥)
一日目は「紫陽花の季節の鎌倉散策」がテーマ。
そして、二日目は「未開の地、横須賀探検」。
実はこの地を足で歩くのは初めて。横須賀は主人所縁の土地のため、結婚当初にドライブで周遊したことはあったのだけれど、観光気分で散策したことはない。なんとなく知った気になっていたのは大間違いで、実は全く知らなかったことに私自身が驚いた旅となった。
目的地は大きく2つあって、そのひとつがこの浦賀の地。


駅が船の形!なんとなく感激‥
浦賀についてはほとんと知識がなく、この写真を撮ったのち記憶が蘇る。そうそう、ペリーさん。もっと歴史を真剣に学んでおけば良かったと思う瞬間(泣
暑い日だったので散策はやや大変だったけれど、知らない街を歩くのはかなり楽しい。日傘必須の中であちらこちらを見ながら、時には写真を。

工場の側面を使った紹介がなんとも嬉しい‥本当に旅人気分。

珍しいフランス式組みの煉瓦壁。

浦賀駅から15~20分程度。ようやく目的地「西の叶神社」に到着。





こちらにお参りしたいと思ったきっかけは「叶」という素敵な名称だったこと。
しかし、調べれば調べるほど奥の深い神社。縁結びの神様に相応しく、「西の叶神社」で「勾玉」を授かり、そののち浦賀港を渡り、その対岸にある「東の叶神社」で「お守り袋」を頂く。お守り自体もまさに「縁を結んで一つになる」というプロセスを経て完成するようになっている。
参拝客自身のその貴重な経験こそが、この神社の神髄ではないかと思う。
(もちろん、お守り自体も素敵です。この小ささが愛らしい!)

対岸に渡るポンポン船も可愛らしい。
かつて東叶神社の祭礼時に神輿を運んでいた「御座船(ござせん)」をイメージして作られたのだとか。愛宕丸という名前だそう。


面白いのは時刻表がないところ。
渡船場に船がなければ対岸におり、ボタンを押すと迎えに来てくれる仕組み。私はたまたま女性2人組が呼んで乗り込もうとしたところに出くわした。運よく同席させて頂く。そして、そのそのお二人がとても社交的で、しばし歓談の機会を得たことにも感謝。
ひとり旅はこれだから楽しい!

東岸に到着したところ。

こちらが「東の叶神社」。落ち着いた佇まい。
どちらの神社も私が到着したときは誰もいらっしゃらなかったけれど、10分程度するとどんどん人が増えていった。比較的空いていて嬉しかった。

傾斜のきつい階段を上って‥

見晴らしの良い頂上には、爽快な青空と海が待っていてくれた。
実はこちらの階段には謂れがあって。
こちらの最初の階段は恵仁志坂(えにしざか)。そして右折した次の坂は産霊坂(むすびさか)。この2つの坂に因んで、「縁(えにし)=恵仁志坂(えにしざか)があって、「結ばれ=産霊坂(むすびさか)」て、願いが叶う。
奥が深くてとても嬉しい。お守りがより一層、輝いて見える。

オベリスク(殉職者招魂塔)がうっそうとした中に鎮座している。

名残惜しいけれど、さようなら。また来る日まで‥
ほぼ予定通りの時間まで大いに楽しんで、午前中は終了となる。
そして午後はガラリと違ったお楽しみが待っていたのだった。
つづく!