美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録 2025.5.11

相変わらず遅々として進まないブログ‥(反省)

既に3件も美術館を訪れているのに、全然記録ができていない。

しかし、まずは今日の日を記しておきたいと思う。

 

今日は早朝から、主人が出場するスポーツ大会の応援に向かった。午後にはその足で、主人と共に私の実家へと向かう。なんといっても、今日は大切な母の日!お墓参りをしたいと思っていた。

 

爽やかな五月晴れ。スポーツ日和!

 

弟がここ2週間ほど北海道旅行をしていたから、久しぶりの実家訪問。お仏壇にはフラワーアレンジメントを持参し、手を合わせることができた。なんだかホッとするひととき。実は、私は現在の私室に両親の写真と常に生花を飾っている。だから、なんとなくお仏壇に類似しているのだけれど、やはり重みが違う。お線香の香りや神聖な空気がそう感じさせるのだろう。

 

少し話をしてから、主人と弟、私の3人でお墓参りに出かけた。

我が菩提寺はとても広く、季節に応じた花々が常に歓迎してくれるからありがたい。本日はとても涼し気な藤の花が、それは見事に咲き誇っていた。

 

こうした素敵な菩提寺に恵まれて、本当にありがたいと思う。

 

お墓はまだまだ新しく、そう汚れていない。

しかし、3人がかりで黙々とひととおりのお掃除に精を出す。こざっぱりしたお墓の前で、新鮮な花束を生けてお香を焚くと、心がとても爽やかになる。少しタイトなスケジュールではあったけれど、やはり来てよかった。

 

今日は1日中、とても充実していた。

 

主人の応援もできたし、初めての神社の御朱印もいただけた(思いがけず!)

お昼は新しいラーメン屋さんに入ったら、殊のほか美味しかった(再訪したい!)

お墓参りもできたし、お義母さんへもお花を手渡せた(義両親は元気だった!)

弟とも色々な話ができた(沖縄と北海道のお土産話の交換ができた!)

そして、本日の歩数は10,930歩になった(万歳!)

 

どれをとっても、なんでもない事の連続なのだけれど、私にとってはどれも大切なことばかり。こんな穏やかで幸せな日常に感謝である。

ありがとうございます。

 

 

本部半島・名護へ足を延ばして@沖縄

備忘録のため、本島南部以外の観光地も記録しておこう。

沖縄の2日目は主人がバスツアーを申し込んでいた。本島南部から中部東海岸を通り、本部半島まで足を延ばした。

 

・万座毛

・名護パイナップルパーク

・お菓子の店

・古宇利島

沖縄美ら海水族館

 

この中で一番良かったのは、万座毛だった。珊瑚の中にふさふさと茂る芝生の上に、万人が座れるというのがその名の由来らしい。確かにふさふさしていた。

一部、芝生が完成されておらず、珊瑚がしっかり確認できる場所があった。本当に土ではなく珊瑚が一面に敷き詰めてある様子が伺えて何だか嬉しい。

 

象の鼻に似ているという岩。沖縄の海はどこも美しいが、ここは濃い深い緑だった。

 

実は、飛行機から見た古宇利島がたいそう美しかったので、私はそれを最も楽しみにしていた。しかしバスの座席に恵まれず、本島から島への橋を渡るドラマチックさが味わえなかった。島に上陸した際も、滞在時間が40分程度と短く、その間にお昼を食べる必要があり大急ぎ!情緒豊かにのんびり‥とはいかず残念だった。

曇り空でもこんなに美しい。

 

海水は本当に透明度が高い。

 

このツアーの一番の目的地である、沖縄美ら海水族館は主人の希望地だ。

もしもワガママが言えるのならば、本当は「今帰仁城跡」に足を延ばしたかった。主人からは「(城などの建物は)何もないよ」と言われたけれど、そういう場所が好き。

 

私は囲われた空間にいる生き物を見ると、なんとなく申し訳ない気持ちになる。人間のためにここに囚われているんだなぁと思えてしまうから‥

大きなジンベイザメは確かに一見の価値があるとは思うものの、たった一頭のみで生きるってどんな気持ちなんだろう‥。同じ種族のジンベイザメはおらず、30年間ここで飼育されている。私は全ての生き物ができるだけ本来の場所で、楽しく生きて欲しいと願わずにはいられない。

 

くらげさんは比較的自由に生きているように思えた。

 

マンタさんが笑っているように見えて少し嬉しかった。

 

お花になっているくじらさん。

 

こうしてみると、私はマイナー思考なのだなぁとつくづく思う。

自由度の高い、のんびりな自由旅が好き。

 

さて。

実はこの日は4日間のうち唯一の曇り空だった。

添乗員さんはとても残念がっていたけれど、時折明るくなる空で自然の美しさは充分伝わってきた。16時頃に沖縄美ら海水族館を後にした頃から丁度雨が降り始めた。途中、渋滞もあり30分遅れて19時頃に県庁広場に帰着。唯一、その日のディナーのため雨の国際通りを歩いたが、4日間の滞在中は素晴らしい青空に恵まれた。

お天気の神様、沖縄においてもありがとうございます!

 

今回の旅は拠点を一ヶ所にしたことで、亜熱帯ジャングルの地「やんばる」まで行きつく事ができなかった。ここが日本?と思うほどの壮大な自然に巡り会いたかった。これは、今後の宿題として楽しみにとっておくことにしたいと思う。

 

本島南部は都会だった@沖縄

今回の旅行は本島南部の同ホテルに3日間逗留。

ここが旅の起点となった。私が初沖縄ということもあり、主人がメイン処を押さえたプランを3ヶ月前にほぼ即決で予約した。彼は周辺の離島も含めると、既に10回くらい来島している。

 

正直に言えば、私は周遊スタイルの旅が好き。

 

でも、国内での一拠点旅行は初めてなので、モノは試し!

結果から言うと、ギリギリまで遊べるし荷造りからは解放されるので、旅の目的によってはいいのかもしれないなと思った。

 

それにしても。

本島南部は都会だった。

まるで東京?!と思うほどに。

 

これまで主人から「昭和な街」と聞かされ、ニュースでも沖縄といえば民族系大自然といった情報が流れて来るから、すっかり「小さな島の自然あふれる大地」を思い描いていた。それが、一瞬で木端微塵に打ち砕かれた。

ある意味、カルチャーショック!

 

ネイチャー好きの私のリクエストで、大自然にも触れる散策(探検)もできたから、それで満足しないと。九州旅行での軍艦島(行けなかった‥無念)もそうだったけれど、主人は朽ち果てた感のある場所を好まないので、そこは受け入れないといけない。私は「そこにある何か」を感じに行きたいから、こうした現地体験が好き。人にはそれぞれ好みがありどちらも肯定したい。良い悪いの問題ではないと思う。

 

さて。

スケジュールに沿ってではなく、南部で見たものを順不同で羅列してみる。

首里城散策(再建に向けての進捗を公開中)

首里金城街の石畳道散策

・金城村屋とがじゅまるの木

国際通り

波上宮

ひめゆりの塔・祈念資料館(献花)

平和記念公園・平和塔(献花)

・知念岬とその公園

・知念郵便局

・ガンガラーの谷(ガイド付き約2時間の周遊見学)★

・斎場御獄(せーふぁうたきと読む)★

おもろまち駅近くのうふシーサー

・沖縄博物館と美術館(おきみゅー)

 

★は大自然に触れる神聖な場所を示した。

この2ヶ所はとても良かった!歴史とスピリチュアルのバランスがとても良く、調和しあっていてパワーが頂けた。生気が満ちる場所だった。(観光ゆえ撮影しながらになったが、本来なら手ぶらで無心になって静かに歩きたい場所)

ガンガラーの谷。ここは本物の洞窟。鍾乳洞も珊瑚でできているところが沖縄らしい。この窪地をカフェにしており、珊瑚で焙煎した珈琲がいただける。

 

一番人気:がじゅまるの大木。ガイドツアーは約90分間。見どころ満載で、もしかしたら港川人?な遺跡発掘現場もリアルに見学できる。何気に凄い場所!

 

また、上記とは相反するけれど都会のよさに触れる場面もあった。

それは、沖縄博物館と美術館(おきみゅー)。ここは必ず訪れたかった場所。

最終日の午前中いっぱいを使って滞在した。沖縄グスクを連想される建物をぐるり拝見でき、内部の高い天井とそのスタイリッシュさを目の当たりにできて嬉しかった。たまたま、「オリオンビールのロゴ」をデザインされた「岸本一夫・オキナワデザイン」に当たり運がよかった。この旅行でオリオンビールを何度か味わった。そのロゴデザインに関わった岸本一夫氏の作品群とその精神に触れることができて、とても良かった。

 

その岸本さんの一説にこんな言葉があった。

 

独創性のあるデザインとは、自分自身の感性で納得できる一本の線を発見することである。客観性(資料やアンケートなど)と独創性は一見、矛盾してみえるがそうではない。この二つがバランスした時、そこにいいデザインが生まれるものと思う。

 

今回の旅で、この言葉に出会えて本当に嬉しかった。

客観性と独創性(想像力)の融和について、仕事上で悩んでいたためとても感動した!この言葉は私の北極星のひとつになった。

 

本島南部の話に戻す。

都会すぎて驚いたものの、大自然と都会の両方に触れられて良かった。

余談だけれど、今回の観光候補には、玉泉洞とやちむんの里もあった。が、玉泉洞は観光地化の懸念があったので優先順位を下げた。また、焼き物は好きだけれど、やちむんはその作風を考えると私には民族色が濃すぎるため候補から外した。どんな旅行でもそうだけれど、観光は常に取捨選択の連続である。

 

それなりに良い選択ができたと思う。

 

神の住む島へ

お天気の神さま

いつもありがとうございます!

 

おそらく手前の山々が長野県。

向こう側の山々が富山県

 

九州のさらに南へ。

与論島が見える。

 

そして、古宇利島の美しさにしばし見惚れる。

エメラルドグリーンの素晴らしい輝き!

 

地球の美しさと沖縄の自然に感謝。

私はいま、神の島にいる。

 

追いつかない記事について

書きかけの記事が、既に10件近くなった。

先日、花桃をアップしたばかりだけれど、実は「桜」の書きかけもあり、抜かされてしまった桜に申し訳ない気持ちを抱いている。

 

集中して一気に書ければ良いのだけど、仕事のように「ねばならない」にしたくない。自分の気持ちを優先した結果、溜まりに溜まる記事にモヤるって、なんだかおかしな気分。

 

やはり私は、建設的な状態が好きなんだろうな、とあらためて思う。

 

皮膚科は待ち時間が長い

いま、私は皮膚科待ちをしている。

なんと2時間待ち!

 

たまたま忘れ物があったので、18時過ぎに受付した後、一旦帰宅した。だから待ち時間が長くても、感じ方は正味半分。忘れ物があり、良かったのか悪かったのか‥苦笑

 

皮膚科も基本的にどこも混んでいる。

 

以前、専門家の方に伺ったところ、皮膚は外部(人間の個体外の諸々)との接触が多いため、どうしても新しい病がたくさん出現する。よって、学ばねばならないことが多く、対処する範囲も広い。皮膚科を選択する医師が少なく、成り手がいないのだそうだ。

なるほど。。。

 

まだ患者さんは10人位残っているけれど、もうすぐ順番、回ってくるかな。まるで子どものように今か今かと首を長くして待っている‥

 

小夜戸・大畑花桃街道 @群馬県みどり市

つい先週の日曜日、群馬県の美しい花桃に会いにでかけた。

前日に「今が見ごろ」と主人の友人から情報をいただき、「すぐやる課」の主人が喜々として計画してくれた。

とてもありがたい。

 

メイン会場の桃花はなんとかギリギリの美しさであったけれど、少し奥まで散策していくと、そこには今が最盛期の桃花が待っていてくれた。

とても愛らしく、天真爛漫な姿に見とれてしまう。

仄かな香りも奥ゆかしく、とても魅了されてしまった。

 

こんなにも美しい花桃

こんなにも数多く鑑賞できる‥全てが初めての驚きだった!

 

みどり市はいま、一万本プロジェクトを実施していると伺った。

もしかしたら、数年後には大々的にPRするのではないか‥などと想像してみる。今はまだ未開の地に近い、小さなこちらの里山「小夜戸・大畑花桃街道」。細い道合は車には不便だけれど、散策するにはもってこいで、まるで歩行者天国のようだった。

 

こちらの奥まった一角は、まだ小さな花桃の木を育てている場所のように思えた。おそらく、ある程度成長した折りには、お客様の目につく道端に植樹するのであろう。ひっそりと、まるで秘密の花園のような雰囲気が漂っている場所で、私のお気に入りになった。いま、この自由に楽しく成長する時間を楽しんでね、と心の中で祈った。

 

本当に、ただただ美しい。

 

桜は大人の女性。

梅はうぶな少女。

桃は純真な女児のように思えた。

もしかしたら、これが桃の節句の所以かしら‥?

 

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おまけ

 

メイン会場の近くにある、わたらせ渓谷鉄道の「なかの」駅。

菜の花とのツーショットが可愛らしい雰囲気で、立ち寄らずにはいられない。しばし、この線路沿いをふらふらとお散歩。気分があがる。

 

至るところに花桃が植えてある。

本当に素晴らしい花桃の郷だった。来年も必ず来たい。