美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

周りを幸せにする人

主人は不思議な人だ。

お付き合いをしてから11年。本当にそう思う。

 

今日は急に出勤を決めたので、何かあったのかしら?と思った。大抵はリモートワークだから、新幹線定期が気の毒と思っているくらい。そんな主人が計画的ではなく出勤するのは、何か意図があってのこと。帰宅してから、ことの顛末を教えてくれた。

 

詳細は記述できないが、自分の上司がメンタル不調に陥っているため、それを支えているらしい。もっと踏み込めば、実はその上司を育てている。

 

世の中にそんな部下がいるなんて、夢にも思わなかった。しかし、現実にここにいるのだ。

 

少し話は逸れるが、賞与前の個人面談の時もそうだった。

前年度よりも、自分の評価が上がったと知らされた主人は、即座にこう言ったという。

「私はもう十分なので、他の方の評価を上げてください」と。

 

どんな聖人君子でも、現実的には発する事のできない言葉だと思う。私の職場の同僚は、皆さん素晴らしい方々ばかりだけれど、「評価されたい」とハッキリ口に出す人もいる。過酷な評価制度に晒されているのだ。仕方ないと思っていた。

しかし、主人は違うのだ。

 

私はいつも学ぶことばかり。

この立ち位置に感謝しかない。もっと心を磨いて、主人のように「なりたい自分」を目指したい。