美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

心揺れる休日の午後

昨日は秋晴れ。

用事が終わった昼下がり、主人から当てもないドライブに誘われた。私の答えはもちろんYES。

 

ところが。

主人が向かった先は実家方面のリゾート地。何となく気乗りがしなかったのは確かだけれど、この時にはまだ漠然とした感覚だった。

 

例年なら紅葉が始まる頃だからと、山方面に向かってみたものの、小雨に遭遇。さらに、山ならではの曲がりくねった道のために気分が悪くなってしまった。

 

見慣れた場所ばかりで、かつ実家の近く。

こういう地では、両親のことばかり考えてしまい全くリラックスできない‥今回体験してみて、初めて実感した。衝撃だった。

 

私はこんな所で遊んでいていいのか?

自分に使う時間があるなら、もっと両親のために尽くすべきではないのか。私は自分を追い詰めてしまい、後から後から涙が流れた。

 

休日が急に破られて、(大袈裟に例えると)戦地に送られた気分だった。そのくらい、私は実家で気を張り詰めていたのだ、と初めて知った。

考えてみれば、実家に行くたびに「たまにしか行けないのだから」と、出来ることは全てやろうと実行してきた。様々な自分の想いを後回しにして。

 

19時過ぎに自宅に戻り、どっと疲れた。

長い運転をしてくれた主人を労いながら、色々な想いに心ふける一日だった。