美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録2023.5.27

今週末、帰郷はしない計画だったが予定を変更した。

 

昨日は早朝から滑り出しがよく、午前中のうちに勉強時間も取れた。

正直に言えば、もっと勉強に時間を割きたかったのだが、主人が実家に用事があるという。主人の実家と私の実家は比較的近い。従って、主人の運転する車に便乗してしまえばよい。少し悩んだが、13:00出発で実家3時間滞在プランを決行することにした。

 

出発直前に母に電話をすると、声が喜んでいた。

午前中に美容院に行ってきたと言う。午後から自力で毛染めをするというので、「お手伝いしますよ」と言うと驚いていた。美容院で毛染めまでしてもらえばいいと思うのだが、母は節約癖が抜けないのだ。もちろんその気持ちを尊重している。

 

お昼がまだだったので、途中でラーメンを食することになった。

主人が以前から気になっているお店があると言う。主人も息子も弟もラーメン好き。私はそこに便乗しているだけだが、他の人に話すと詳しい!と言われてしまう‥笑

 

今回は製麺所に併設されている栃木県のお店。

「麵工房 政木屋」さんに伺う。工場敷地内にオープンされたお店で工場に一番近い麺専門店を謳っている。主人は煮干しラーメン、私は味噌ラーメン。なんと、煮干しラーメンには「レア・チャーシュー」が乗っている!燻製した香りがしたので、おそらく生ハム製法ではないか?と推察する。少しご相伴に預かったのだが美味しかった!とても驚いたので、脱線したが記述しておく。

 

さて、本題へ戻そう。

その後、高速に乗って予定通り15:00に実家に到着。

いつも通り父は炬燵で横になっており、母は入浴中。髪染めの準備をしているようだった。実は、私の眠気がピークに達しており、30分程度昼寝をさせてもらった。やはり、疲れている。

 

その後、母の毛染めのお手伝いをした。

短い髪だが豊かさはしっかりあるので、何度も丁寧にブラッシングしながらクリームをこまめに塗っていく。顔回りは特に母の指示に従い、満足するまで丁寧に仕上げた。初めてお手伝いしたが、洗い流してブローした後の完成度は高かった。しっかり満遍なく染まっており、母がしなやかに若返っていた。女性はいつまでも美しくありたい。その様子を見て、父も微笑んでいた。父は昔から、女性が綺麗な衣装を身につけて女性らしくあるのが好きなのだ。私が勉強しているよりも、ピアノを弾いている方が喜んでいるし、洋服も暗い色よりも明るい色を勧めてくる。今の時代にはそぐわないかもしれないが、古き良き時代のまま時が止まっているのだ。

 

私がおままごとのような美容院をしている間、テレビはお相撲を中継していた。

両親は相撲好きであり、しかもかなりの音量でかかっていて、あまり情緒的な時間ではなかったのだが、今こうして思い出してみるとなんだかしんみりしてしまう。

先週贈った、白い紫陽花が優しさを放っており、そのしっかりした姿がとても頼もしく思えた。両親を傍で見守っているように見えて、それがとても嬉しかった。

 

たった3時間の帰郷。

それでも、何度も何度も積み重ねることが、今は大事。帰りの車の中で、そんな話を主人としながら帰途についた。自宅に到着したのは20:00。そこから夕食となる。途中で購入した、お刺身をメインに幾つかのサラダを盛り合わせて乾杯。午後は両親の為の時間であったが、それと同時に、年老いた両親への気構えを主人と共有する良い時間にもなった。

 

両親に感謝。

主人に感謝。

 

メインテーマではなく恐縮ですが‥

初めてのレアチャーシュー。

また食べたい。