美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

お礼の電話

早朝、母から電話が入った。

通常はサイレントにしているが、たまたま目に入ったため話すことができた。(これからはサイレントは解除しないと。本当はデジタルデトックスしたい‥)

 

日曜日の掃除のお礼だった。

水回りが綺麗なのでとても気分が良い、とのこと。母は格別きれい好きというわけではないが、やはり住む場所が綺麗だと心が軽くなるのだろう。帰郷時はいつも団欒を好み、「お掃除は私が後でするから」と言われてしまうのだが、これからは1時間だけといって引き受けようと思った。

 

また、私の職場は夏季の一定期間のうちに、「夏休み」と称して連休が取得できる。昨年は、主人と2泊3日の九州旅行に活用したが、今回は実家のお掃除イベントをするのも悪くないかしら、と考えた。弟は7月から繁忙期に入るためスタッフとしてはカウントできない。基本的に私がひとりで動くことになる。ある程度、まとまった休みに動かないと、その後の仕事に差し支えるからだ。(こんな時に年齢を感じてしまう‥哀)

 

掃除のお礼以外にも、慶事のイベントがあって少し楽しい会話もできた。

最後は両親の長寿(健康)を褒め称えて、自己肯定感を高めてもらった。人からそう言われないと、できないことばかりが目に付くとのこと。確かに、人から言われて初めて気づくことは多い。

 

80代後半で、毎日自分の食事や片付け、お薬の管理、入浴や洗濯。そしてオムツもせずに過ごすことができる。それがどんなに素晴らしいことか。自宅で過ごす力があることで、病院の2人分のベッドを空けてあげられる。これは、救急搬送され入院する人を助けていることと同じである。

 

母の声が明るくなって、私も心が明るくなった。