美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録2023.9.28

昨日は仕事のあと、疲れた身体を引きずりながら2時間ずっと運転しつづけ、ようやく深夜に実家に着いた。

両親は寝ており、実家は真っ暗だった。

 

今日は母の大病院の日。

私は初めて循環器内科の医師に相対し、第一印象は若いなぁ(30代後半)、と思った。

 

最初の定型的なヒヤリングでは物足りなさを感じたが、私から「幾つか質問があります」と積極的に関わっていくと、その医師は輝き始めた。

私の話に耳を傾け「そうだよね、そこが難点だよねー」と基幹病院ならではのデメリットに触れてくださった。

 

大病院の5名の医師は、基本、自分の専門部分に特化して診察するので、他科の詳細まで全てを把握しているわけではない。そのため、総合的に判断して「こうして欲しい」と、全体のコントロールをするのは我々家族になる。しかし、その判断が正しいかどうかの保証はないのだ。

 

そこで、地元の主治医に一本化する事で、総合的に定点観察(?)してもらった上で、何かあればピンポイントに今の専門医を紹介する方式はどうか、と提案してくださった。

これは母に決定的な問題がないからできる事だと言う。さらに、老齢になると今後も受診科が増えるかもしれないから、一本化しておくと負担が減るメリットもあるとのことだ。

 

その一方で、地元の主治医をどの医院にするかの問題がある。母や我々との相性もそうだし、確かな腕があるかどうか(失礼‥)も気になる。まだまだ検討段階だが、こうしたルートもある事の説明が聴けて良かったと思う。

 

それを受けて、大病院内の相談室に寄って、地元医院の情報収集と、介護認定についても相談してみた。母の現況は半年前(要支援1)とは大きく違うためだ。すると、即座に父のケアマネに連絡を入れてくださり、今後の対策を考えてくださった。若い看護師さんだったがとても素晴らしい対応でありがたかった。現況から判断すれば母はおそらく認定区分が大きく変わるだろうとの見解。(あくまで看護師さんの私見だけれど)

 

とんとん拍子に話が進み、今回はある程度の見通しを得ることができた。もちろん、これからがスタートではあるが、この情報収集で精神的にはかなりラクになった気がする。

 

そして。

病院後のランチは母の好きなパスタにした。

運良く、以前ご紹介したVinciの予約が取れたので、楽しい時間が過ごせた。しかし、残念なことに母の聴力が著しく落ちており、大きな声で話しかけねばならない。レストラン内の雰囲気を損ねる事のないように配慮しながら過ごしたが、これがなかなかのストレスだった。

介護は本当に奥深いと感じる。

 

写真館のアルバムも回収した後、帰途につく。

本当に一日はあっという間に過ぎ去り、(明日の仕事は待ってくれないので)18時には実家を出発。そして20時近くにようやく帰宅した。

 

当然だけれど、仕事よりも疲労感がある。しかし両親に会える喜びには抗えない。今回もありがたい時間を重ねることができた。感謝しかない。

 

やるべきことは、どんどん増える。

しかし、自分を信じて頑張りたい。

知る人ぞ知る、地元の銘菓。

これをご存知の方はスコーン通だと思う‥