先日、母の大病院を訪れた。
当初は弟とふたりの予定だったが、最終的には家族総出で出かけることとなる。そしてそれは、小さな奇跡を呼ぶことになった。
その内容は後日、別記事にまとめたいと思う。
入院中の母以外が家族全員で過ごした1日。
医師からの現況説明、スタッフによる転院等の説明。(おそらく)様々な同意書。メインの弟が全ての説明を聞き対応した。私は医師の説明(1時間弱)のみ同席し、基本的には待合室で父のケアを担当した。
辛い告知もあった。
薄々は予見できたことではあるけれど、現実になるとやるせない。主治医の懇切丁寧な経緯説明や現況、そして様々考え抜いて実施してくださった処置。明るい気持ちにはなれないものの、主治医には感謝しかない。
夕食は弟特製のポークカレー。
じっくり煮込んだ西欧風黒カレーで、こんな時なのに美味しかった。4人一緒だったから食べられたのかもしれない。
そして帰りは弟が高速で私を送り届けてくれた。思いがけず息子も便乗して来て、3人で心を寄せ合った。ひとりじゃないって本当にありがたい。母の話と雑談で、あっという間に到着した。
本当は父のために実家に泊まりたいとも考えたのだが、私は自分の心を立て直すのが精一杯だった。残り少ない母との貴重な時間を、今後どうしていくか考えなければ。