美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録2023.9.16

母がどんどん弱ってくる。

私達の対応が、そのうち追い付かなくなるのではないか、という不安と向き合っている。

 

昨日は母の通院日。

初めて母の車椅子を押した。これまでは「運動になるから」と頑張って徒歩で病院内を巡っていた母だったが、今回は車椅子。弟から「活用し始めたよ」と聞いていたから、ショックはなかった。むしろ、母がラクであることの方がホッとする。

とは言え、母の老いは確実に進んでいるのを実感する。

 

今回は「脳神経外科」と「整形外科」に伺った。

高次機能検査は26点でそう悪くはなかったが、身体の浮腫みがとても酷い。少し前から、原因追及のための検査をあれこれしているが、腹水や他の部位にも水が溜まっており、深い問題を抱えている。その検査の一環で、今日は背骨のレントゲンを撮影したが、こちらも変型が酷くヘルニア状態。幸いにも痛みがないため、ブロック注射は免れた。母に痛い思いをさせるのは忍びないのでありがたい。ただし、痛みがないと無理をしがちなので、母にはしっかり認識してもらうよう話をした。

 

通院後は、母がスラックスを新調したいと言うので、少しお買い物に出かけた。

腹水が溜まっている影響で、ウエストがパンパンなのだ。一回り上のサイズでゴム仕様のものを3点購入。

 

そして、ファミリーレストランでランチとなる。

主人と息子も加わり、珍しいメンバー4人で食卓を囲んだ。母は心臓の動きを活発にするため、タンパク質を多く摂取する必要がある。好物のパスタは半分程度に留め、主にチーズハンバーグをメインにした。外食は味が濃いから少し心配。今回に限らず、母が台所に立ちにくくなっている現在、市販のお弁当に頼ることが多いはず。「栄養素」という点では本当に心細くなってしまう。

 

私が実家の食事を担当するのはどうだろうか。

しかし、そのためには現職を辞さねばならないだろう。実家との距離感や時間配分、全体のボリュームを考えると、片手間にできることではない。そこまでの覚悟が自分にあるのかどうか、脳内で自問自答が始まるがなかなか答えが出ない。そして、私の答えが出るのを待つことなく、冒頭のように母が弱っていくのだ。とても苦しい。

もちろん、行政サポートも検討しているが遅々としている。おそらく、ここにテコ入れが必要なのだと思う。

 

実家への帰宅は14:00になったが、父は穏やかだった。

弟が準備した「うどん」で満足な様子。父は粗食を好む人で食に拘りがないので助かっている。

 

本当は、15:00から美容院の予定だったが、担当美容師さんから体調不良の連絡が入り延期となった。そこで、本当は空いた時間にお掃除をすべきと思ったが、ひどい疲労感に負けてお昼寝タイムに突入した。情けない。

夕食の準備もしたかったが、材料があまりに中途半端。買い物からする時間もなく、仕方なく18:00には帰途についた。

 

今から考えてみれば、冷凍庫に色々入っていたのかもしれない。

私は冷凍が好きになれないので、我が家の冷凍庫にはほぼ何も入っていない。しかし、実家は冷凍が大好きなので、一つでは足りずに冷凍庫自体を単独で持っているほど。疲れのためか、全く思い出せなかった!

 

2時間のロングドライブの後、主人と遅い食卓を囲む。

お洗濯をしながら、野菜サラダを作り、途中で購入したモスバーガーをメインにした。味気ないが仕方がない。

 

一日を振り返ると、各々要所は押さえているものの、中途半端感も否めない。

しかし、完璧にやることは難しい。いや、できないと思う。今はこんなことの繰り返しで何とか賄っているが、今後はどうしたらいいのか本腰を入れねばならない。弟としっかり話し合う時間を作らないとと思う。