美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録2023.11.30

事前計画では、11/29の仕事終わり(夜20時ころ)に実家へ向かうはずだった。

しかし、息子も病院へ付き添ってくれることとなり、通院日の早朝に帰郷することにした。早く行けば役に立つこともあるだろうと思いながらも、実家にいること自体が辛いようにも感じられる。もちろん、仕事終わりの長時間運転が、単純に身体に堪えることも大きい。

 

今回の通院が、特別なものになるかもしれない事は予想がついていた。

検査結果が出揃えば、何らかの原因に直面するはずだ。どう舵を切っていくかは、当日付き添う私に委ねられている。弟との深夜の話し合いが脳裏をよぎる。

 

循環器内科の医師は若いが心強い一面を持っている。

検査結果は割愛するが、原因は掴めなかった。心臓ではないと判断が下り、次回は初めての消化器内科(これで大病院内の6コ目の科!)での予約‥という展開になる流れを遮ったのは私だ。入院しての体調コントロールはできないのか?を迫ってみた。口に出した時は、「相談」の範疇だったが、トントン拍子に話が進んだ。

消化器内科は非番だったが、緊急待機の医師が対応してくださり、入院による正常化を希望したところ「浮腫みのコントロール目的」で許可が下りたのだ。

 

複数の入院検査を経て、母と別れる時がきた。

このまま長い入院ではないこと、痛くも辛くもないことを伝えた。まさか、今日入院するなんてと言いつつも、母は大人しく従ってくれた。が、あまりにも素直すぎて、(軽度の認知症のため)考えが追い付かないのか、(浮腫みで辛いために)諦めが先行しているのか、判らない。

 

幸運にも入院中の面会が再開されていた。

週に2回(15:00~17:00)15分だけ、家族で1名の制限はあれど、ありがたい気持ち。弟が代表者となった。たくさんの書類やたくさんの説明を受けて、心身共にとても疲れた。しかし、すぐに入院準備をしたり不足物の買い物をしたり、することは山ほどあったので、病院に戻ってきたのは18時頃。文字通り一日中かかった計算になる。

 

母がこの先、どうなるかはわからない。

楽観視できない部分が多々あることは確か。今のところは入院が最善の策だと信じて踏切ったが、良好に転じなかったらどうしよう。しかし、これ以上のベストは考えられないのだ。ひとまず、弟も主人も同意してくれたので、しばらくは経過観察の日々となる。