美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

時代軸と自分軸

親の介護をしていると、自分の人生について考える機会が増える。

おそらく、同じ想いの方は多いように思う。

 

人生100年時代。

そう謳われて久しい。しかし、健康でいられる時期は短い。私は持病を持っているから、人よりは短いのではないかと考えている。とても良いお薬に恵まれており、医師からも「健常者と同様の寿命」と言われているが、人生何が起こるかわからない。ひとまず、時間を大切にする姿勢は怠らないでいたい。

 

主人が還暦になったため、「いつまで働くか・年金受給年齢」の話題はよく出る。

65歳から年金を受給するとしたら、この先5年は働くことになるのだろうか。主人も揺れ動いているようで、「あと2年位で退職する」と言ったかと思うと、数週間後には「受給までの間は何らかのアルバイトをしないとね」と言ったりする。

貯蓄を考えると5年間働かなくとも生活はしていけそうだが、おそらく目減りする一方の数字を見た時に、気持ちが下がるのではないかという危惧がある。増える分にはストレスにならないが、減り続けた場合、そこは人間だから気持ちが沈むに違いない。

 

ある程度は時代軸に合わせる必要はあるだろうが、自分の健康である時間をどう活用するか、これは自分の意思を反映させたい。仮に65歳で退職し、年金をもらう生活にシフトしたとしても、健康とは言えない身体では楽しい老後は過ごせない。もっと早く自由になって、趣味や旅行をすれば良かったと思ってみても後の祭りである。

 

今のところ、絶対にこうするという固い意志はないが、私は少し早めのリタイアを検討中。60歳くらいで今の多忙な職を辞し、現在のスキルを活かして週3日程度にできたらと考えている。現在の専門分野であれば、それは可能であろう。もちろん収入は減るだろうが、それに囚われてはいけない気がする。

 

これが今の、老後の考察。