美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録2024.4.6

昨日から実家に帰り、一泊してきた。

母の遺影に向かい、色々な話を聴いてもらう。言葉に出して語りかけると、生前から聴き上手だった母がまるでそこにいるかのように心落ち着く。毎回泣いてしまうのだけれど、これだけはどうしようもない。母もきっと、今は片目をつぶってくれているに違いない。

 

遺品整理も少しずつ着手中。

母が気に入ってよく身につけていた服は十分お役目を果たしているし、新品同様の服は全く母らしさを感じない。従って、洋服関連は意外にも整理しやすかった。まだまだ貴重品や和服などの大物に着手していないから、これからは少し大変かもしれないと思う。

 

父は入院中だし、弟は会社。

ガランとした実家は何度訪れても現実とは思えない。そんな中でのひとときを、遺影の母と私とで過ごしていた。

 

一泊とはいえ、毎回荷物もそれなりになる。旅行や帰郷のお供にいつも活躍してくれるウィリアムモリス。こういった私のお気に入り達が側にいてくれるのは本当にありがたい。

 

買って良かったレスポのポーチ。使い勝手も良いし、大のお気に入り!

 

作家さんに特注したモリスのポーチ達。それぞれサイズ違いなので、毎回入れる物を変えて使用できる。

テキスタイルは上から「ゴールデンリリー、ヒヤシンス、ピンパーネル、ローズ」。特に好きなのは、このFree Spirit社のウィリアムモリスコレクションの『ゴールデンリリー』。優しく繊細な色合いが、写真では伝えきれないのが残念でたまらない。

模様×模様でもモリス同士はケンカしないのがまた嬉しい。整然と同じリズムで存在するから心地よいのだ。

 

人は人からだけ力を頂くのではなく、こういった物言わぬ小物達からも元気づけられていると思う。これらも大切に長く愛用したい。