美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

二重関係

同業者の方々にはご理解いただけると思うが、二重関係には注意が必要だ。

 

今回の友人の件で、思い出したことがある。

20年近く前、編集者が知り合いということもあり雑誌の取材を受け入れた。あまり気乗りしない取材だったが協力したいと思っていた。少し長丁場で何度か経過報告が必要だったのだが、私の反応が彼にとって期待したものではない場面があった。本来、自由であるはずの取材。「彼にとって都合の良い反応」を示すべきなのだろうか悩んだ。そして、「知り合い、かつ(彼の)取材対象」という二重関係の難しさを感じたのだった。

 

今回もまた二重関係であることに気づく。

彼女は私に対し「友人として会っている」という体をなしているが、(おそらく)藁をもすがる思いもあり依存傾向にあった。そして同時に、「いちいち楽しい近況報告をしないで」という軽い拒否反応も口にした。彼女にとって、私の存在は「友人であると同時に、気に障る(?)存在にもなり得る立ち位置らしい。(※ちなみに…私は1年に2回程度の連絡のみで、楽しい近状報告などしていない。彼女の友人達がするので、私にも先に釘を刺したのだと推察する。)

 

これは暫定的に私が「いま感じていること」であり、もっと時間をおいて熟成していくと出口が見つかる問題かもしれない。ひとまず、この二重関係に気づいておき、建設的な考え方を保持することにしておく。