美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

久しぶりに‥モノを手放す

今年になってから、母のことがあり自分を顧みない日々を過ごしていた。

 

昨年は、治る見込みがないとしても、少なくても「一時退院が可能なのではないか?」という思いに一縷の望みを託していた。だから、寂しい気持ちや先行きが不安な気持ちを持ちながらも、まだ平常心が保てていた。しかし、今年は違った。病院からの病状報告は油断ならない話ばかりだし、弟からの連絡も日に日に切迫したものになった。

日中は多忙な業務をこなしているから、母のことを全く思い出す時間はない。しかし、それ以外の時間は母を想う日々。私の生活は自動的に動く”からくり人形”のように習慣をこなしていた。

 

そんな生活の中でも、生きているとどうしても必要なものが集まってくる。

 

文房具や頂いた資料、買い足さねばならない洋服などなど。身に迫っているから購入は何とかしても、その分の断捨離までは追い付かない。そうしているうちに今年も早や4ヶ月が過ぎようとしている。収納が規定量オーバーで、お部屋にモノの小山ができていたけれど、片付ける気力が湧かなかった。そんな自分がイヤだったけれど、そもそもそれを考える余裕もなかった。

 

季節は初夏を迎え、衣替えのシーズンがやってきた。

なかなかやる気が起きない私を心配したのか、先日、母が私の夢枕に立ってくれた。そして、空元気だった私という器に、少し身が入り始めてきた。お母さん、ありがとう。ようやく私、少し気力が湧いてきたみたい。

 

前置きが長く長くなってしまったが、先ほどやっと衣類をまとめ上げた。

・チェックのチェスターコート

・ナイキのトレーニングウエア上下

・ネップツイードのトップス

・ストライプブラウス

・キーネックワンピース

・ドッキングストライプワンピース

・黒カーディガン

・黒パールトップス

ジーンズ

・黄色のボーダーTシャツ

・ナイトウエア上下

フォションの衣装入れバッグ

合計12点

 

少し反省点を記述しておこうと思う。

 

良く活用したのはナイトウエア。ピンクでアンティークローズ柄で折柄が入っており好きだった。でも10年も経過したしナイトウエアは買い足したものもあるので手放すことにした。トレーニングウエアも十分活躍してくれた。結婚後はほとんど出番がなかったので処分することにした。必要になれば買い足すつもり。

 

その一方、チェスターコートはお直しまでしたのに出番が少なかった。やはり重量が重いコートは袖を通さなくなる。50代は軽さ重視で。(昨年購入した白のダウンは軽いけれど、温かい冬はやはり出番が少ない‥)ネップツイードのトップスとドッキングワンピースはほとんど出番がなかった。5回程度?私らしくなかったことが原因。反省して今後に備えようと思う。

 

よく観察すれば、まだまだ処分対象が見つかりそう。

 

少し自分を取り戻せて良かった。

断捨離は無理にする必要はないけれど、必要でないものは早めに手放そうと思う。