美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

自己PRは好きじゃない

今日は上席との面談があった。

おそらく同僚の皆さんは、こんな機会に丁寧な自己PRをされているのだと思う。

 

実は、私は自己PRが好きじゃない。

 

自分の能力は上席(もしくは、お客様)が評価するものであって、自ら「○○です!」と申告することによって左右されるべきものではない。なぜなら、申告上手な人や口が上手い人が上をいく‥という構図は、本来の健全な姿ではないと思うから。事実が捻じ曲げられてしまう可能性がある。真実が見えなくなると未来は明るくならないのが常だと思う。

 

今回の面談は約1時間。

まずは数値目標の確認から開始された。自慢は好きではないので、基本的には割愛するが、上席の一声としては、私はダントツなのだそうだ。その理由は何か、工夫点はあるのかが、今回の面談のメインテーマとなった。私以外の方の工夫点と私の工夫点が正反対なので、上席は驚いていた。まぁ、それが普通の反応だろうと思う。おそらく、私はこの業界にあって珍しいアプローチの仕方なのだと思う。

 

しばらく、目を閉じて反芻していた上席が、

「真反対のご指摘だが、なんとなく理解できるような気がする‥」

とおっしゃって下さった。この、心が通じ合った瞬間は、本当に貴重なひとときだったと思う。

 

正直な話を言うと、私は数値目標はどうでもいいと思っている。

数値は後から付いてくるものであって、目の前のクライアントのニーズを一緒に考えていくことが全てだ。結果は後から確実についてくるものでしかない。

 

しかし、管理職の方々はそうは思わないらしい。

目の前の業務に追われている=余裕がないから未熟。

数値目標の管理ができている=有能。

 

それ、本当にそう???

 

私が考える「有能さ」とは、基本、数値目標なんかどうでもいいと思える人である。だって、数値目標を気にするという事は、自己保身でしかないと思うから。本気でクライアントを想うのであれば、「自分の評価=数値目標」なんか考えているヒマなんてない。事実、私のダントツは、そういう構造で成り立っているのだから。

 

少し熱くなったが、私はそんな風に思っている(汗)

 

こんな風に想う私は、やはり異端なのかもしれない。こうして、改めて考えてみても、私は「自己PRは好きじゃない」と思う。