美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

選択肢が多いのも悩みのもと

帰郷の記録通り、実家に2日間ほど滞在した。

長く滞在すると、やはり両親への想いが溢れてくる。”私が退職したら喜んでくれるだろう”という考えに押しつぶされそうになる。実際に、父は早期退職して戻ってこいと発言するし、母も近所の方に「実の娘に気兼ねなくお世話になれて羨ましい」と漏らすことがある。私は結婚したのだから、父の「戻ってこい」はおかしいのだけれど‥

 

もし、全く自由の身であるならば、私は仕事を続けたい。

責任が重く苦しいことも多々あるのだけれど、そのぶん喜びもある。業務については守秘義務武装されているので、このブログでは比喩的表現で調整しているため伝わりにくいのだが、苦労したぶん感謝されたり、人や企業の成長を共に喜べる立場にある。私にとって、それは生きる活力になっている。

 

しかし、「両親と仕事、どちらが大事?」

のような単純で残酷な問いに対し、上記のように語って良いものか悩ましい。大事なのは両親に他ならないからだ。一般に定年といえば既に65歳となっているが、少なくとも60歳までは働きたい。しかし、あと数年。両親の衰えを考えるとどうしたものかと行き詰ってしまう。経済的には困らないのだから、早期退職も可能ではある。選択肢が多いのも悩みのもとだ。

 

自分の人生を生きるとはどういうことか。

後悔しない生き方とは?

 

この難問を考え出すと、夜中に目が冴えてしまい自分を苦しめる。

家族の誰もが良かったと思える選択をしたいと願うが、今はまだ答えが見えない。