美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

基礎工事をするひと

面談を終えての感想を簡単にまとめておくことにした。

今日も約90分間みっちりお世話になり、とても感謝している。

プレゼン資料と共に一通りの状況を説明したあと、かのT氏は言った。

 

基礎工事をするひとですね。

 

この一言は私にとってとても衝撃的で、もやもやが一気に吹っ飛んでしまった。

確かに!私は日々「基礎工事」しているのだ。どんな世界でもそうかもしれないが、特に私の専門領域ではそれが最重要だと考えている。「基礎」というだけあって、実はあまり目立たない。建物で例えると地中の中にあって、人の目には触れないし評価の対象にもならない。しかし、しかし。ここが崩れると全てが崩壊するのだ。それは3年後かもしれないし、明日かもしれない。ここを全体の80%と捉えている。

 

表舞台の「HOW TO」は、私やT氏から見れば20%程度なのだけれど、(専門領域ではない)上司が判断するのは主にこの表舞台。いかに、基礎工事が重要かはプレゼンにかかっている。この基礎工事は案件ごとに多種多様のため、部分説明だけでは意味をなさない。よって、大局をわかりやすく説明しつつ、いつピンポイントで掘り下げがあっても対処できるようにする必要がある。さらに、上司が重要視している表舞台に対しても、さも重要という体で仕上げねばならない。

私はそれが苦痛で頭を抱えていたのだが、少しずつ解明できているように感じる。進捗としては、まだまだ10%くらいなのだけれど…

 

他にも「一歩踏み出せない人=摩擦について」も面白かった。

T氏は化学分野出身のため図解が上手い。化学が理論的に「人の心」に通じている様がとても愉快で、いま初めて化学に親しみを覚えている。

 

今回の面談も私自身の自己理解が進んで、とても楽しかった。

3ヶ月に1回づつ、メンテナンスとして計画的に面談していくことに決めた。

未来の私を予約しよう。