美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

お母さんが逢いにきてくれた!

ここしばらく、お休みの日は予定を入れなかった。どうしても必要な法事関係のみ、やっとの思いで対処していた。

どうしても気分が沈み込むから、予定を入れても当日どうなるかわからない。そのため、何かを計画する気持ちになれず、今日も朝から三度寝(!)をしていた。

 

そうしたら。

なんと三度寝の最後に、お母さんが逢いにきてくれたのだ!

 

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夢の中でも私は居間で昼寝をしていたようで(汗)、ベランダから誰かが入ってくる気配を感じた。バスタオルとか少し大きめの洗濯物を取り込んで、そっと入室したきたのは母だった。それに気づいた時は寝ぼけていて、ごく自然の日常に思えた。かつての実家暮らしはそんな風に平和そのものだったのだ。

それでも私はすぐに気づいた!(あれ?お母さん、どうしてこの世界にいるの?と。)

 

しかし、私がそのことに気づいたら、母は消えてしまうかも‥

素知らぬふりをしながら、恐る恐る母に話しかけてみた。「お母さん、ぎゅう(ハグ)して」すると母は快く「うん」と返事をしてくれた。ぎゅう(ハグ)しても母は消えなかった。しっかりした体つきで健康そのもの。見た目も若返っており(60代位)綺麗だったので、「お母さん、綺麗、若いね」と言葉に出してきちんと伝えた。

 

私はわかっていたのだ。

 

母がそんなに長くはここにいられないことを。伝えられる時を逃がしちゃいけない!

ぎゅう(ハグ)しているから、再び母の顔は見られなかったが、母の健康的な温もりはしっかり伝わって来た。「あぁ、母は今こんなに健康で元気なのだ!」と感動した。それが何より嬉しかった。きっとあちらの世界では、母はこんな姿で過ごしているはず。

 

そうして、しばらくぎゅう(ハグ)をしていたら、段々と感触が軽くなって薄れていき、目が覚めたら私は自分の身体を抱きしめて眠っていた。

 

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休日という運の良い日に母が来てくれたお陰で、先ほど主人とこの話をすぐに共有できた。主人は掃除機をかけている途中だったが、全てを放棄して私の話に付き合ってくれた。私は話しながら涙がこみ上げてしまい、主人の胸を借りて泣きながら話した。主人もしっかり受け止めてくれたことで、私は最高に幸せになれた。

 

‥母が旅立ってから。

息子の元にはすぐに現れたのに、私のところへはなかなか逢いに来てくれなかった母。しかし、今日は法事の上で特別な日なので、母が選んで来てくれたのではないかと思う。時刻をみたら、母が旅立った時間とほぼ同時刻だった。

逢いにきてくれてありがとう、お母さん。