美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

帰郷の記録2023.7.16

昨日は3連泊の最終日。

ゆっくり過ごしてもいいと思ったが、何やら外出したい様子が両親にみえたため、以前少し検討したことのある、「那珂川水遊園」に行ってみることにした。ここは淡水魚ばかりを集めた園で派手さはないが、気持ちの良い自然の中にある。

 

事前に車椅子や思いやり駐車場の情報を仕入れていたため、ある程度は難なくクリアできた。父は車椅子で母は徒歩。お子様連れのご家族が多くて、想定以上に混雑していた。チケットを購入するのも炎天下で待たねばと思ったが、係の方の配慮でとてもスムーズに入館。しかも、バックヤードから最短でエレベーターまで案内して頂けた。とてもありがたい。

 

しかし、ここから父の気まぐれが勃発。

15分程度で、もう帰りたいとのこと。確かに混雑しているし、見たいように見られるわけではない。10年位前にも父と来たことがあったが、その時の自由度とは雲泥の差である。母も長く歩くのは難儀なので、早々に撤退することにした。

 

そして、そこから比較的近くにある「五峰の湯」でお昼と温泉を楽しむことにした。

ここは両親がかなり長く頻繁に訪れていたホームのような場所。広間で食事をしているわずか30分の間に、7~8人のお友達が代わる代わるやってきて、話に花が咲いている。久しぶりのため、両親も楽しそう。どこかに出かけるというよりも、ホームで寛ぐ方が両親には合っていた。

 

これから両親と外出する際は、事前準備と平日の空いている日程を考えること、そしてサポート役は一人に一人ずつ。これが必須であることが学べてよかったと思う。日中は異常に暑い日だったので、両親への配慮ばかりしていたら、帰宅後に私自身がぐったりしてしまった。半熱中症‥。2時間ほど首筋を冷やして、何とか復活できた。もう若くはないのだから、自分にも注意しないとと思う出来事だった。

 

そして。

名残惜しいと思いながらも、17:00には実家を出発した。19:00には主人が待つ自宅へ戻るのだ。主人からはLINEで外食しようとメッセージが来た。気分的に開放されるような気がした。長いようで短い、実家3泊の旅。なかなかこんなに長く宿泊できる時はないから、今回はとても貴重だった。次はいつになるだろう。

 

8月には父の卒寿祝いがある。

今回は母の希望もあり、母自身の米寿祝いも同時に執り行うことになった。神社の神主さまにお願いして、2つのお祝いと家族全員のお祓いをし、その後は写真館へ出向く。そしてお祝いの宴として選んだ旅館で食事と温泉。8:30~15:00の長丁場である。最終確認のため先ほど全ての手配を終え、やっと一息。これまで長きに渡って頑張ってくれた両親に、ふさわしい一日になったらいいなと思っている。

 

目に飛び込んでくる夏の風景

蓮の花が綺麗