美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

体力の見積もり

先日、ベッドの中で気づいたことがある。

備忘録としてブログにも記しておこうと思う。

 

今後は「体力の見積もり」が重要なこと。

 

これまでは、時間軸を大切にしながら叶えたい夢を実現してきた。しかし、これからは「体力軸」もプラスするフェーズに入ったのだと思った。少し大袈裟かもしれないが、私はふとした瞬間に何か大切なものを掴んだりする。今回の閃き(?)も、楽しい予定を組む際に、とても重要な事だと考えた。

 

人生、あと20年位はありそうと見込んでいるが、ある程度努力をしたとしても体力は落ちていくに違いない。これまで1時間でできた事が、2時間見積もる必要が出てくると思う。「ゆっくり・少なく」がキーワード。これを自分で自覚しておくことが大切だ。そうでなければ、自分を不必要に傷つけることになる。

 

母はこの気づきができておらず、時折、電話でグチを零す。もちろん、残念な気持ちは共感できるので、できるだけ優しく対応している。できれば、私は私自身が何もできなくなっても「自然の摂理」と受け止め、悲しまずにいたい。

 

少し話が反れたが、仮に旅行をイメージしてみると、

<現在>

9:00~18:00 観光行動(見どころ4か所設定)

<60代前半>

9:00~16:30 観光行動(見どころ3か所設定)

<60代後半>

9:00~14:30 観光行動(見どころ2か所設定)

※チェックインと同時にホテル

 

日常生活でも、同様の考え方が必要になるだろう。

仕事も勉強も、フルマックス対応は危険が生じる。寿命をいたずらに縮めることになると思う。時にはそれも必要かもしれないが、これまでのように「やればできる」の精神1本やりは危険だと思う。緩みを作り、その分の力を「メンテナンス」に回す必要がある。

 

上記の例で言えば、ホテルでの過ごし方が重要になる。

例えば、「準備体操・柔軟体操・温泉・マッサージ・昼寝」などである。それを、多彩に組み合わせて楽しむことが人生を楽しむことに相通ずる。

 

こうしてみると、高齢者へ向かって歳を重ねることは未知の世界だ。

これまでも、もちろん未知の世界ではあったが、ある程度は想定できるものだった。学校や職場で先輩達をよく観察する場があったからだ。でも、大先輩である方々の居住する、病院や介護施設などには縁がなかったから、なかなか実態がわからないし、想定がしにくい。幸いにも私は両親がまだ自宅で生活できているから、大先輩達の姿を拝見する機会がない。今回、まだまだ未熟な視点しかもっていないのだと自覚した。

 

定年後を楽しく考えるために、「身体への配慮」を欠かさないようにしようと思う。