最近、ブローチが気になっている。
高価なブローチはもちろん素敵なものが多いけれど、名もなきヴィンテージやアンティークから目が離せない。大好きなのはイギリス製。フランス製にもまれに好みのものがあるから、ネットで色々探したりもする。
これは最近、手に入れた薔薇の蕾。
咲きかけたお花が控えめでシードバールが配置されている。マーカサイトの抑えた輝きがクラシックな雰囲気を醸し出していると思う。また、ヴィンテージならではと感じさせるのはこの立体感。このお写真からは解らないかもしれないが、ピンからの厚みは1cm以上あって深い趣を添えている。
ブローチの難点は、衣装にわずかな穴が開いてしまうこと。
これを気にしなければもっと楽しめるのだけれど、テキスタイルが好きな私はなかなか思い切って付けられない。そのため、ニットが活躍する冬場に楽しむことにしている。
昔から、なんとなく。
ブローチっておばあさまっぽい、と思っていた。
最近ブローチが気になる私もまた、おばあさまに近づいているのかしら。確かにアラ還に近づいているから、昔で言ったらそうなのかもしれない。おばあさま(おばあちゃん)って素敵な響き。
ブローチの似合う、素敵なおばあちゃんになりたいな。