小さい頃はあまり好きではなかった彼岸花。
華やかに見えるけれど、どこか哀しそう。
たぶん、それが理由だったと思う。
少し前の週末に、栃木県の茂木に小旅行をした。
主人の検索能力は高く(笑)、歳時記的にはドンピシャのタイミングだった。あまりにも素晴らしかったので、みなさまとも共有したい。
改めて見ると、本当に美しい造形。
私は美しいものに出逢うとよく「宇宙に通じている!」と思う。多分、変わっている(笑)。中学生くらいから、よくそう言われていたし。
彼岸花の名所らしい。栃木県の茂木町にこんな所があるのね‥
小高い山(城跡)全体が赤一色!
稀にピンクや‥
このような黄色もある。(残念ながら白はなかった)
木造の見晴台は最高段が少し怖かった‥
茂木城跡の案内板。
散策前に、こちらの社務所へ伺った。
とても親切で、地図をくださったので道順通りに散策してみた。フレンドリーな方々なので、お話が弾んで楽しかった。
御朱印もとても素敵でお気に入り!色々な種類があって迷いに迷う。今回は、紫が素敵なグラデーションに。大好きなお月さまもいらっしゃることだし、と。
こちらは「たばこ神社」。詳細は調べていないけれど、時流ゆえか訪れる人はいなく、ひっそりと静まり返っていた。
こちらも、さきほどの社務所で頂ける。この時期ならではの彼岸花が素敵。
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私は「彼岸花」をきっかけに、先祖や昔を思い出す事が多い。
今回、見事な花々を拝見している最中、母を封印している自分に気がついた。まだまだ母を先祖と呼ぶには身近な存在すぎるし、旅立ったことに触れたくないという、頑なな想いがあるんだろうと思う。
母が旅立った事実にまだ慣れたくない
そんな気持ちかもしれない。
泣いてしまう3歩くらい前に、心を閉ざしてしまうことが多い。母に逢いたい気持ちとそれを想う切なさと。そして、現実的には不可逆的なのだという寂しさ‥。
その一方、主人から伝授してもらった考え方・・・姿形が何であろう。精神は繋がっているし、母は今も私の側にいる・・・そんな想いとの両方を抱えている自分を感じている。母と私は次のステージ、いわゆる「新しい関係性を始めること」になったのだ。
彼岸花に思うことは、そんなこと。
来年もまた、ここを訪れられたらいいな。