美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

ルピシアの福袋 2024夏

悩みに悩んで、先程ルピシアの福袋を予約した。

 

私は紅茶が好きなので基本はリーフを購入している。しかし手軽さ優先の時にティーパックも常備しておきたいと思い、ルピシアの福袋はティーパックを購入していた。このティーパックは立体構造でかつメッシュ素材だから、茶葉の広がりが期待できるし香りも高い。とても気に入っていた。ところが今回の福袋は残念なマイナーチェンジがあって、どれを選ぶかとても迷った。

 

まず、私はフレーバーティーが苦手。

例外としてアールグレイは好きなのだけれど、基本はノンフレーバーしか選択したくない。今回の福袋はティーパックが全てフレーバーティーを含むため、選択肢がかなり狭められた。もちろんリーフを選択すればいいのだろうが、既にフォートナムズである程度を揃えているのだ。

少なめの梅コースに変更し、ノンフレーバー紅茶(リーフ)とバラエティーティーパック)を2つ注文することも考えたが、結局は一周回って初心に帰った(笑

 

そう、竹コースのノンフレーバー紅茶(リーフ)に決定。

 

今回は私のように悩む方が多いのではないかしら。

香りはその人のパーソナルそのもの。私は紅茶を自然のものとして楽しみたい。もちろん、たまには気分を変えてフレーバー付きも素敵なのだけれど、私の場合は一袋ずっと飲み続けられるかわからない。それでは紅茶がかわいそうだと思うから。

 

‥以前もお伝えしたことのある、このポット。

実はデザインだけでなく、機能的にも優れものだった。

茶こし部分の目が細かく、緑茶を実によく漉してくれる。紅茶でも試したが全く問題なかった(紅茶の方が茶葉が大きいし)。

 

これを活用すればリーフでも手軽に紅茶が飲めそう。とても良いお買い物だった(実は主人からのプレゼントだけれど)。

この作家さんのポットがもうひとつ欲しい(笑

 

帰郷の記録2024.4.6

昨日から実家に帰り、一泊してきた。

母の遺影に向かい、色々な話を聴いてもらう。言葉に出して語りかけると、生前から聴き上手だった母がまるでそこにいるかのように心落ち着く。毎回泣いてしまうのだけれど、これだけはどうしようもない。母もきっと、今は片目をつぶってくれているに違いない。

 

遺品整理も少しずつ着手中。

母が気に入ってよく身につけていた服は十分お役目を果たしているし、新品同様の服は全く母らしさを感じない。従って、洋服関連は意外にも整理しやすかった。まだまだ貴重品や和服などの大物に着手していないから、これからは少し大変かもしれないと思う。

 

父は入院中だし、弟は会社。

ガランとした実家は何度訪れても現実とは思えない。そんな中でのひとときを、遺影の母と私とで過ごしていた。

 

一泊とはいえ、毎回荷物もそれなりになる。旅行や帰郷のお供にいつも活躍してくれるウィリアムモリス。こういった私のお気に入り達が側にいてくれるのは本当にありがたい。

 

買って良かったレスポのポーチ。使い勝手も良いし、大のお気に入り!

 

作家さんに特注したモリスのポーチ達。それぞれサイズ違いなので、毎回入れる物を変えて使用できる。

テキスタイルは上から「ゴールデンリリー、ヒヤシンス、ピンパーネル、ローズ」。特に好きなのは、このFree Spirit社のウィリアムモリスコレクションの『ゴールデンリリー』。優しく繊細な色合いが、写真では伝えきれないのが残念でたまらない。

模様×模様でもモリス同士はケンカしないのがまた嬉しい。整然と同じリズムで存在するから心地よいのだ。

 

人は人からだけ力を頂くのではなく、こういった物言わぬ小物達からも元気づけられていると思う。これらも大切に長く愛用したい。

 

龍の背に乗って‥

‥母は龍の背に乗って旅立った。

それはそれは美しく晴れた穏やかな日だった。

 

旅立ちの早朝、最期に母から名前を呼んでもらえた事が何より嬉しかった。

私がそれを心から切望していることを、母は知っていたのだろうか。

 

僧侶さまのお話によると、母は龍の背に乗って旅をするのだそうだ。

その行先は「六道」と呼ばれ、七日毎にそれぞれ審判を受けて最終的には極楽浄土を目指すらしい。今年は龍年のため、温かい御心を込めて丁寧にお話くださった。

 

母は今頃、どんな旅をしているのだろうか。

 

母が旅立ったその日は、美しい数字が並んでいた。

後ほど戸籍を見たら、誰も知らない両親の入籍日だった。まるでその日を選んで逝ったかのようで、良妻賢母の母らしい。

 

お母さん

お母さんがどこにいるのか、私たちは知っています。だからまた、必ず逢えると信じています。その後どんな人生を生きたのか報告しますから、楽しみに待っていてください。できればたくさんの出来事をお話したいから、ゆっくり行くようにしますね。

 

魔女の宅急便

辛いことや苦しいこと、

初めて訪れる哀しいこと。

生きていると本当に色々ある。

 

今日は「魔女の宅急便」を鑑賞した。

もう15年ぶりくらい。

以前とは違った視点で見られて、

とても新鮮な気持ちをいただいた。

 

キキが出発する前の、

お父さんの高い高いに泣けた。

とても暖かくとても貴重で輝いて見えた。

羨ましかった。

 

時は待ってくれない。

 

どんどん先に先にゆくから、

毎日が大切な宝物。

心に刻んで生きていこう。

 

メゾンのフィナンシェ

こちらのフィナンシェ。

ラメゾン デュ ショコラでいただいたもの。オランジュキャラメルだそう。

 

2名の試食とフィナンシェを考えると、かなりのサービスではないかしら‥。サルバドール、とても美味しかった!気前よくして頂いて、お店の感じも良かったのでまた是非お伺いしたい。

 

遅れてきたホワイトデー

昨日は花曇り。

微かに雪が舞っている‥今年に入り私は雪が大好きになった。淡くて頼りないかと思えば力強さもあり、微細に観察すればこの上なく美しい。雪は我が母に深い縁があるため、なおのこと愛しく想えてくる。

 

さて。

予定よりも1ヶ月遅れて2回目のアンティーク巡りをしてきた。今回は「THE PENNY WISE」と「KENT STORE」。どちらも質量ともに満足。それぞれ1点ずつ仮押さえをお願いしてきた。

勝ちどきは初めて訪れた場所。

THE PENNY WISEさんの倉庫がある。私は工房が好きだし様々なアイテムに心が躍る。

 

こちらは目黒にあるKENT STOREさん

アンティーク好きな方なら理解して頂けると思うが、アンティーク家具は寸法や材質、凝った作りなど個性も強くバラエティーに富んでいる。そのため、絶対にこれ!と言う物に巡り合うのはなかなか難しい。まずまず及第点の家具に巡り合うも、一度冷静になりたくて自宅検討とした。

 

また、今回は有楽町から銀座界隈までをお散歩する機会に恵まれた。たまたま「ラメゾン デュ ショコラ」の前を通りがかったので、食べたいなと呟いてみた。お客様は4組ほといらして広くない店内からみれば賑わっていた。入店するとほどなくしてお味見をどうぞと勧められ、フィガロレを口にした。蕩けるようなミルクプラリネ。主人が気に入り、すぐにオーダー体制になった(笑

 

私のお目当てはサルバドール。

フランボワーズ風味のダークガナッシュに期待が高鳴る。うっかりバッカスを頼み損ねたのは残念だったけれど、全部で10粒を選択した。2人で一緒に味わうつもりで、ほぼ2粒ずつ。

 

遅れてきたホワイトデーの贈り物。

この冬は本当にバタバタしていて、ホワイトデーを一度も忘れたことのない主人が珍しく頭になかったと言う。一緒に選べた事を嬉しく思い、あなたが忘れていて良かったわと言ったら、忘れていなかったらもっと良いものだったかもよ、と返された。こんなジョークがとても楽しい。

 

baccaraにも立ち寄り、色々拝見したが欲しいものはなかった。主人にアクセサリーを促されたけれど、私は華奢な方が似合うし分厚い感じが好きになれない。何か欲しいねとワイングラスのアルクールはどうか検討したけれど、差し当たりあまり必要とも思えなかった。物欲のないふたり(笑

 

こうして一日中一緒に過ごし、人生という歴を重ねられる事に感謝。今日もこれから、ありがたくショコラをいただこうと思う。

奥が試食で頂いたフィガロ

手前がロシェノアール

 

サルバドール、アコソンボ、シルビア、キト

次回は必ずバッカスを!(笑

 

帰郷の記録2024.3.22

今回の帰郷は息子との時間が充実していた。

久しぶりにスターバックスへ。

桜シフォンケーキ。

珍しく頼んでみたら甘さ控えめで意外と美味しかった。

 

あまり拘りはなく、私は今日のブレンドを。

息子はアイスカフェラテ。

 

話題は近状報告がメイン。

お互い身体に気をつけて頑張ろうねとエールを送り合う。もういい大人だから、あまりお小言を言わないようにして、彼を見守るスタンスで。それでもまだ脱線することがあるから、必要な軌道修正は人生の先輩として助言した。

 

大病院はコロナ禍で面会ができない。

次の機会はいつになるのかな‥