美しい月に出逢う旅

~私という自然を生きる~

ひとり旅(佐野アウトレット)

良く晴れたお出かけ日和の日曜日!

早起き生活のおかげで早朝出発が苦ではない。むしろ「楽しい!」と思える自分がとても嬉しい。本当はもっと早く出発したかったのだが、電車やバスの乗り継ぎの関係で7:45に家を出発。(時間があったため、仕事の資料を30分読むことができた!)

 

到着時間は予定通り10:30。

面白いことに乗り継ぎのバス待合所で、外国人(20代男性)と上品な叔母様(60代中ごろ)から、別々に道を聞かれた。目的地は同じアウトレット。私も車以外で来るのは初めてなので、3人で協力?して現地までたどり着いた(笑)

 

時刻を気にしたり安全を確保したり、いつもは気に留めないことをしながらの行動はとても新鮮だった。それと同時に、主人のありがたさも再認識。いつもいつも私は守られているのだ。日帰りひとり旅は、色々な気づきをくれる。バスでは優しい運転手さんに当たり、渋滞だから1駅前から歩いてはどうか提案を受けた。確かに、車は大渋滞。駐車場に止めるためには2時間位はかかりそう。それを意図したわけではないが、電車を使ったのは大正解だった。

 

今回の目的は20年ぶり(!)の訪問なので、冒険すること!

入店しているお店も変わっているし、敷地も広がっている。物見遊山で自由に歩くのは楽しいことだ。主人と一緒の場合はいつも時間制限付きになるし、彼も退屈そうなので気の毒だ。今回は帰りの時間だけを気にすれば何をしても自由。なんなら、気が変わって帰るのも自由。それを満喫したいと思った。

 

気になるブランド店をあちこち歩いた後、早めの11:30には昼食を予定。しかし駐車場問題と同じように、すでに混雑が始まっていた。コロナの影響か半数の席しか開けていない食事処もあり、待機リスト人数は多くないものの待ち時間が異様に長い。そこで、時折様子を見ながら近くのお店をそぞろ歩いて好奇心を満足させた。

 

昼食は野外で席を取ってテイクアウトも可能だったが、ひとりでは場所の確保が難しいように感じたから、ロスタイムが出たとしても店内でゆっくりすることを選択。結果は、45分待ち+45分食事。ベーグルプレートを選択してみたが、思ったよりも充実していて大正解。プレーンベーグルに、3種類のクリームチーズとサーモン、フレッシュサラダとデリが付く。飲み物は紅茶をセレクト。特にサーモンはケッパーも多くボリュームもあった。残念な味なら素早く出ようと思っていたが、意外と美味しく満足できたため少し長居になった。

 

まだ1時間程度しか見ていないため、午後から快進撃(笑)

気になるお店を見て回る。

 

ここからは個人の意見としてお店の感想を。

辛口の表現もありますのでご了承ください。

 

まず、ボッテカヴェネタは残念だった。

入場口に制限がかかっていたのは好感が持てたし、接客も丁寧。ここまでは良かったのだが、圧倒的に数が少ない。一番残念だったのは品質。このブランドはカタログや評判でしか縁がなかったため期待していたのだが、縫製等にクラフトマンシップが感じられなかった。ここはアウトレットなのだからと、お店の尊厳を守りながら自分を慰めた。隣にあるグッチは敷地も広く、ゆっくり見られるスタイル。世の中のトレンドとして、今は全てにロゴが大きい。私はさりげないのが好みなので、さらっと見て10分程度で退出した。

 

意外と良かったのは、トリーバーチやフルラ。

いかにもアウトレット商品という作りではなく、一定の品質を保っていたと思う。また、ティンバーランドも入っており期待したがメンズのみで残念。こうしてみると、私の興味は基本的に洋服ではなくバッグや靴などにあった。洋服は入口から中を拝見したが、人も多く残念な品揃えで、ほとんど入場するに至らなかった。

 

実際に商品を見ていたのは正味3時間程度で、回ったお店は1/3以下。しかし、目的だった冒険はできたし、1日の歩数は18,000歩となり満足できた。うっかり、器を見損ねたのが唯一の残念ポイント。ヴェッジウッドやロイヤルコペンハーゲンが入っているのを見逃したからだ。

 

帰りは予定通り15:30位のバスで退散したが、往路同様に渋滞が続いていて、通常20分の経路に50分近くかかった。こんなハプニングも旅の思い出だ。電車に乗り損ねて40分も待ちぼうけしたが、アイスクリームを食べたり持参した本を読んだりしてのんびりできた。

 

肝心の買い物は、全くしなかった。

主人に話したら大笑いされたが、私がひとり旅をしたことをとても喜んでくれた。時折、主人と私の構図は「父親と小学生」となる。私がいつもと違った行動をとる事を楽しそうに聞いてくれる。とてもありがたい存在だ。

 

今回、私が持参した本は「1日1つ、手放すだけ」という、みしぇる氏の本。

「買い物 VS 手放す」という不思議な対比をした1日となったが、ある意味「好奇心が満たされて、物は増えない」とても素敵な1日だったように思う。